演奏の基礎能力は指だけのものではありません。リズム感や体全体の無駄のない使い方、そして何より自分の内なる音、そして自分の発した音に耳を傾け、感じ取る力が大切です。
専門に勉強したい、趣味で楽しみたい、目的は様々ですが、願わくば、皆様が一生音楽を好きでいていただきたい、音楽の素晴らしさを少しでも感じてもらえるように、と思っています。そして、音楽を通して、自分を見つめ、自分を大切に思えるように…。
年1回ホールで発表会を行います。連弾、ヴァイオリンやチェロとのアンサンブルなど、年により異なった体験を積み、音楽の楽しさを満喫します。
どんな楽器をするにしても、まずは正しく楽譜が読めないといけません。ピアノは両手で弾く分、特に読譜力は高度なものが必要です。そして、ただ弾くだけでなく、奏でた音を確かにイメージし、聞き、音楽の流れを作っていくために、聴く力や考える力のベースとなる知識と音感を養います。ピアノ以外の楽器の方も歓迎いたします。
私たちが普段よく耳にするいわゆるクラシック音楽は、和声学や対位法といった論理がベースになっています。厳格にその論理に従っているわけではなく、作曲家は常に自分の感性に従い、軽々と論理などを超えてしまいますから、それさえ知っていれば何でも音楽のことが分かる、素晴らしい演奏ができる、というわけではありません。しかし、基本的な考え方を自分の感性に取り込むことで、作曲家の意図に近づく手段にはなり得ます。
また、作曲や楽理の勉強をしたい人には、必須教科です。
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